作為と虚像の「中国」に反発し嫌う日本人の危うさ

作為と虚像の「中国」に反発し嫌う日本人の危うさ

 先日、中国の青島(チンタオ)に暮らす日本人の友人が私のところに訪ねて来られた。開口一番、彼は日本の息苦しさ閉塞感を指摘、「中国の暮らしの方が伸び伸びとして明るい」と言ってみやげ話をしてくれた。

 話は変わるが、中国の第14期全国人民代表大会(全人代)第4回会議での李強総理は政府活動報告で、

 「この1年間、中国の発展は新たな方向へ、より優れた方向へと向かい、力強い活力を示した。新たな質の生産力が着実に発展し、科学技術革新で実り豊かな成果を上げ、人工知能(AI)、バイオメディカル、ロボット、量子科学技術などの研究開発と応用で世界の前列を歩んだ。チップの独自開発で新たな飛躍を遂げ、小惑星探査機「天問2号」が「星を追う」旅を開始し、衛星測位システム「北斗」の大規模な応用が全面的に拡大し、「雅魯蔵布川下流水力発電プロジェクト」が着工し、中国初の国産電磁式カタパルト搭載空母「福建」が正式に就役し、国産大規模言語モデルが、世界のオープンソース・エコシステムを牽引した。

 産業構造の最適化が続き、ハイテク製造業と装備製造業の生産額(付加価値ベース)が、それぞれ9.4%、9.2%増加した。産業用ロボットの生産量が28%増加し、集積回路の生産量が10.9%増加。新エネルギー車の年間生産台数が1600万台を超え、電気自動車の充電設備が2000万基を突破した。単位GDPあたりのエネルギー消費量が5.1%減少し、生態環境の質の改善が続いた。」(「人民網日本語版」2026年3月5日より抜粋)と述べた。

 どうも、高市首相の「台湾有事は日本の存立危機事態」「北京政府が戦艦を繰り出し・・・云々」から想像される中国とは随分と違う中国の姿があるようだ。伸び伸びとして明るい中国の本当の姿を知り、日本の来し方行く末を考えなくてはならない。虚像の反中嫌中感情を煽られ、国際法を無視し他国の指導者を爆殺、拉致する「ならず者国家」の戦争ビジネスに加担して日本の未来は無い。(伊関)

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