日中平和友好条約締結45周年記念大阪集会盛会のうちに開催された! (2023年11月26日)
“日中平和友好条約締結45周年記念大阪集会”のドキュメンタリー動画
11/26(日)、大阪市立阿倍野市民学習センター講堂にて、参加者約130名(東京池袋会場含)で、日中平和友好条約締結45周年記念大阪集会が盛会のうちに開催された。
東京から、村山談話を継承し発展させる会理事で、中国略奪文化財返還運動でもお世話になっている、小川利靖さんが駆けつけてくださった。また、松原市日中友好協会会長の牛浜龍男さん、朝鮮総連大阪府本部副委員長の崔権一(チェ・クォニル)さんのご参加を頂いた。
「民間の力が、日中友好の未来をひらく」「日中友好こそ、日本の最高の安全保障」の標題が掲げられた会場では、講演、ビデオ上映、新彊ツアー第2陣報告会、ウイグル舞踊のパフォーマンスが繰り広げられた。
いずれも貴重な豊富な内容だった。詳しくは、まもなく全編YouTubeに記録動画としてアップします。是非ご覧ください。また、詳細を資料として、ネット上に掲載する予定です。

梶本徳彦さん(NPO法人大阪府日中友好協会会長)
最初に、梶本徳彦さん(NPO法人大阪府日中友好協会会長)が講演をされた。(米中対立を念頭に)アメリカは、太平洋を隔てた彼方にある国だが、日本は中国の一衣帯水の隣国である。当然取りうる立場に違いがある。(外交ルートを通じ、アメリカに)理解して貰う必要がある。「民間の力が、日中友好の未来をひらく」「日中友好こそ、日本の最高の安全保障」まさにその通りだと述べられた。

泉川友樹さん(日本国際貿易促進協会業務部長)
続いて、泉川友樹さん(日本国際貿易促進協会業務部長)のインタビュー動画が上映された。「万国津梁(ばんこくしんりょう)」(あらゆる国との架け橋・沖縄の伝統的平和外交)を中心に日中関係について話された。日中国交正常化から日中貿易額は300倍なるなど日本にとって中国は無くてはならない国となった。しかし、対米関係から「尖閣問題」「台湾問題」の虚構が誇張され、「安保三文書改定」、沖縄、石垣島、宮古島、与那国島への自衛隊・ミサイル配備と憂慮すべき事態となった。「沖縄を再び戦場にしないよう日本政府に対し対話と外交による平和構築の積極的な取り組みを求める意見書」沖縄県議会決議実現の取り組みなどを紹介された。大阪でもこの沖縄県議会の意見書支持の意見書決議を求める陳情活動を呼びかけられた。この他、玉城デニー知事の訪中や、沖縄県庁に「地域外交室」が作られたこと、来年の「日中韓サミット」の沖縄開催を呼びかけられた。このほかのテーマについても詳しく述べられた。詳細は集会記録動画やネット上公開資料(予定)をご確認ください。

山橋宏和さん(大阪城狛犬会共同代表)
山橋宏和さん(大阪城狛犬会共同代表)は、
① 「民間の力が、日中友好の未来をひらく」ということ、
② 日中友好運動は同時に、日本の自主独立の運動と表裏一体の運動だったということ、
③ 日中友好運動は単に日本と中国の二国間の問題にとどまらず、アジアと世界の平和にとって、重要な一部分で「日中友好は最高の安全保障」だということ、
の3点を、15分で簡潔に述べた。
講演のあと、第2部では“新彊ツアー第2陣”報告を中心に進行した。

挨拶にたつ中国駐大阪総領事館の方煒副総領事と通訳する範夢婕さん
中国駐大阪総領事館より方煒副総領事と聶瑞麟参事官が、アシスタント役の範夢婕さんと趙敏さんと共に第2部の“新彊ツアー第2陣”報告より参加された。冒頭、方煒副総領事が薛剣総領事の挨拶を代読され、範夢婕さんが通訳された。

アラファトさん(関西新彊同郷会長)
更に、アラファトさん(関西新彊同郷会長)から日中の友好交流を訴えるスピーチがあった。アラファトさんも私(伊関)と同じく新彊ツアー第2陣の参加者。ツアーでアラファトさんから新彊ウイグル自治区人民対外友好協会と大阪府日中友好協会との友好交流ができないものかと、相談を受けた。言外にその願いが感じられるスピーチだった。
続いて、新彊ツアー第2陣参加者から5名の方々がそれぞれ新彊ツアーの報告が映像を交えながら行われた。「日本のメディアが伝えるような、新疆での人権侵害など、どこにも見られなかった。」など、それぞれ中身の濃い報告だった。これも、後日、詳細を公開したいと思います。

新彊ツアー第2陣 作文・写真コンテスト入選者表彰式
新彊ツアー第2陣報告者5名を含みツアー参加者7名が、作文・写真コンテスト入選者として表彰された。

シルクロードローラン歌舞団によるウイグル舞踊のパフォーマンス

フィナーレの様子
(報告:伊関)