上海市・大阪市友好都市提携50周年記念シンポジウムが開催された
2/6、大阪で、日中の各界各層の友好人士550名が集い、上海市・大阪市友好都市提携50周年記念シンポジウムが開催された。シンポジュウムは中国駐大阪総領事館の主催によるもので、上海市、大阪市、上海市文化観光局、上海市人民対外友好協会、大阪府日中友好協会が共催した。開会にあたり、薛剣総領事と、日本政府を代表し姫野勉関西担当特命全権大使が挨拶を述べた。また、上海市の華源副市長がビデオメッセージを送り、大阪市議会片山一歩議長が出席したほか、大阪市経済戦略局岡本圭司局長が大阪市山本剛史副市長の挨拶を代読した。両市の友好交流、文化、観光、万博などの各分野の専門家がパネラーとなり基調講演を行い、薛剣総領事を囲んで、活発な議論が行われた。

薛剣総領事の挨拶要旨
中日関係の根幹は民間にあり、活力は地方にある。両国間には263組の友好都市があり、友好都市のペアは、点と点を結び、糸を紡いでネットワークにすることで、中日関係の発展を牽引する毛細血管となり、両国の戦略的互恵関係を深める活力の細胞となる。50年前、中日国交正常化のタイミングのすぐ後を追い、上海市と大阪市は正式に友好都市関係を締結し、その後の両国の友好都市の絶え間ない発展の導きとなった。過去50年間、両市は相互尊重と理解を示し、互いに学び、時代とともに進歩し、貿易・投資、医療・介護、港湾・海運などの分野で実質的かつ深く協力し、科学技術、人文、教育などの分野で広く密接に交流し、両市関係の持続的かつ急速な発展を実現し、中日地方交流協力のモデルを作り上げた。

薛剣総領事
2024年は中華人民共和国建国75周年であり、中国式現代化を全面的に推進する重要な年でもある。中国は引き続き質の高い発展を推進し、ハイレベルな対外開放を堅持し、新たな発展パターンの構築を加速する。それは間違いなく、世界各国、特に日本のような重要な近隣諸国に、永続的な利益とより多くの機会をもたらし、無尽蔵の原動力を注入することになろう。
先般中国共産党中央委員会外事活動会議が北京で開催され、中国外交が追求する崇高な目標として、人類運命共同体の構築が明示された。地域と世界の発展に重要な影響力を持つ国として、中国と日本はアジア、さらには世界の平和、安定、発展を維持するという特別な責任を共有しており、手を携えて人類運命共同体構築の先駆者となるべきである。上海市と大阪市は、両国の地域交流と協力の先導的な雁として、人類運命共同体を構築する先駆者となるべきである。私たちは、上海市と大阪市がこの機会を捉え、勢いに沿った行動をとり、発展共同体、さらには運命共同体の構築に力を注ぎ、両市の協力を新たなレベルに押し上げ、両国関係の新たな章を開く一助となることを期待している。

姫野勉関西担当特命全権大使

華源上海市副市長

薛剣総領事を囲んで活発な議論を繰りひろげるパネリストの皆さん
シンポジュウムに続き「2024年迎春レセプション」が行われた。会場では、様々な出会いや再会があり、実りある交流の輪がひろがり、大いに盛り上がった。

レセプションで挨拶する薛剣総領事
レセプション会場で再会を喜ぶ新彊ツアー第2陣参加者のみなさん

報告:伊関