岡山市日中友好協会2025年新春互礼会に参加してきました。
2/11、岡山市日中友好協会2025年新春互礼会が開催されました。新疆ツアー2陣の仲間の皆さんや、日中友好活動をともにする皆さんと参加してきました。
開会挨拶をされた土井章弘岡山市日中友好協会会長は、「世界で戦争の危機が高まる中、『市民みんなで日中友好!』の原点を大切に、日中友好を発展させることが重要だ」と指摘されました。岡山市日中友好協会は、平和運動としての日中友好運動の原点を堅持しながら活動をされており、実に立派だと感銘を受けました。

土井章弘岡山市日中友好協会会長
(写真は岡山市日中友好協会ホームページより)
記念講演は、拓殖大学教授・ジャーナリストの富坂聰氏が「中米対立での中国の選択」の演題で務められました。

講演をされる富坂聰氏
講演の中で富坂聰氏は、「『中国は不動産バブル崩壊で危機的な状況にある』と、かつての日本の不動産バブル崩壊同様に深刻だと、日本のメディアは騒いでいますが、事実は全く違います。日本のバブル崩壊では、不動産価格は80%下落しました。現在の中国の不動産価格の下落は30%です。しかも、中国政府のコントロール下での下落です。」といった話をされました。要するに、中国崩壊論の根拠とされている中国不動産バブル崩壊とは、デフォルメされたフェイクニュースだったということになります。しかし、これを軽信する日本の識者のなんと多いことでしょう。あるいは、事実を知りながら確信犯的にフェイクを吹聴するのでしょうか。いずれにしても情けない話です。フェイクに惑わされず日中友好を推し進めねばならないとの想いを新たにしました。
第二部の懇親会では、中国駐大阪総領事館の方煒副総領事、大森雅夫岡山市長、逢沢一郎衆議院議員、山下貴司衆議院議員が挨拶をされました。

方煒副総領事(写真は中国駐大阪総領事館ホームページより)
方煒副総領事は、「過去を鑑みとし、現在を知り、未来を創る」という、2025年の中国駐大阪総領事館のスローガンを紹介されました。そして、「私は、EUのようなアジア共同体を創ろうという夢を持って外交官になりました。」と話をされ、「今まで、英語圏の国々に赴任してきました。・・・今回、日本に赴任できたことで、夢の実現に向かって仕事ができると張り切っています。・・・中日友好(日中友好)のため、皆さん共に頑張りましょう!」と力強い挨拶をされました。
続いて、黒住昭子副会長から《総務大臣賞、上海白玉蘭賞、洛陽市栄誉市民称号》受賞の報告がありました。洛陽市栄誉市民称号を受賞された松井三平専務理事がスピーチをされました。
様々なアトラクションが繰り広げられる中、会は大いに盛り上がりました。

獅子舞・備前一宮桃太郎獅子
最後に「日中友好の歌」を参加者全員で合唱しました。この歌は松原徹先生(音楽の砦・理事長)作曲の新曲です。「市民みんなで日中友好!」の気持ちが伝わる素晴らしい歌でした。大阪でも是非ひろめたいと思います。
(報告:伊関)