中日シンクタンクシンポジウム2025in大阪

新時代の中国を読み解く
中日シンクタンクシンポジウム2025in大阪
が開催された。

 4/25、「新時代の中国を読み解く 中日シンクタンクシンポジウム2025in大阪」が、帝国ホテル大阪で開催された。

 日中の3つのシンクタンク(中国外文局アジア太平洋広報センター、当代中国・世界研究院、一帯一路日本研究センター)からそれぞれの研究者や関係者が“新時代の中国”を読み解く知見を発表した。中国の今を目の当たりにすると同時に、日中友好がいよいよ必要であることを痛感する機会となった。

シンポジウムでは、日中の3つのシンクタンク(中国外文局アジア太平洋広報センター、当代中国・世界研究院、一帯一路日本研究センター)が、協力覚書に調印をした。

薛剣総領事の基調講演の様子

日本側を代表し来賓挨拶をする海江田万里衆議院議員(日中友好議員連盟副会長)。このシンポジウムの後4/28、海江田氏は日中友好議員連盟の一員として訪中された。

中国側を代表して来賓挨拶をされる干涛中国外文局副局長。
雑誌「人民中国」や書籍「習近平国政を語る」の紹介をしつつ挨拶をされた。

講演のトップを切って、孫敬鑫 当代中国・世界研究院副院長が「関税戦争」などをあげ情勢分析を解説された。

東郷和彦一帯一路日本研究センター副代表は、「“トランプ2.0”によるアメリカの衰退は、人為的誤りというよりも歴史的必然の結果だ」と指摘された。

白鳥浩法政大教授は、「トランプ発世界恐慌」の可能性に言及された。

朱建栄法政大教授は、「長征は、宣言書であり、宣伝隊であり、種まき機である」(毛沢東)を引用し、ラオスの鉄道建設を例に挙げ、一帯一路構想の意義を解説された。

科学ジャーナリストの倉澤治雄氏は、先端科学の中国の優位性を語られた。

酒井正三郎中央大学名誉教授(元総長・学長)はトランプ関税批判を展開された。

藤田高景村山首相談話を継承し発展させる会理事長は、村山談話の歴史的意義について述べられ、中国(略奪)文化財返還運動推進の必要を力説され、「日中友好こそ日本の最高の安全保障」だと指摘され、「共に日中友好の為頑張りましょう」と呼びかけられ、満場の拍手をうけられた。

総括の講話を、方煒中国駐大阪総領事館副総領事が務められた。

(報告:伊関)